再演でより定まった「方向性」――『雪まろげ』新歌舞伎座公演・鑑賞記

 「高畑さんチーム」各メンバーの色がはっきりして、笑わせるところ、泣かせるところのメリハリができ、その「方向性」が定まってきた再演――ひとことでまとめるなら、このような表現になると思います。

(以下、敬称略です)

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ほんとうに包摂されたのは誰でしょう?――青年劇場「つながりのレシピ」観劇記

 私はずっと涙を流して泣くことができなかったのですが、何十年かぶりにボロボロと涙を流して泣きました。カーテンコールで「ブラボー!」と叫んだのは誰あろうこの私です。そんな素晴らしい演目のご紹介です。

 

※以下、ネタバレ多数ですので避けたい方は「続きを読む」はクリックしないでくださいね。それと敬称略。

 

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《「ロールモデル」がいない》問題・父親編ーー牛乳石鹸 WEBムービー「与えるもの」篇 が訴えかけようとしたもの

 ひとことで言うと、《「ロールモデル」がいない》問題を訴えかけようとしたのに、大きく二つの理由でそれがぶち壊しになってしまった、ということなんですよね。

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「身を乗り出して」見た舞台。これはもう「二枚看板の芝居」と言っていい――『雪まろげ』観劇記

 「私は笑えない」。

 主人公の夢子が、新聞記者で「詩人」の大悟が持っているメモにあった失恋の詩を聞いて笑う他の芸者衆の前でこぼす科白です。私はゲームでもそうですが、舞台でもその「物語」を追いかけるとき、登場人物の気持ちに没入していくタイプなので、笑っていた観客たちがこの科白で静まりかえってしまう、その間は本来愛おしくもあるものなのでしょうが、私には関係ない、という見方を自然ととってしまっていました。特に第二幕、私はほとんど笑うことなく役者さんたちの演技に見入っていました。よって、この観劇記にこの舞台の「喜劇としての良さ」が書かれていることは期待しないでください。それは他の人にしてもらえればいいと思っています。私がそんな風に、久々に「身を乗り出して」見た舞台――それが、日比谷・シアタークリエでの『雪まろげ』公演です。

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Windows 10 の Anniversary Update (バージョン 1607) はとんだ厄介者だった

 「Windows 10,バージョン 1607の機能更新プログラム」を入れろ、と言ってきたので「しょうがないなあ」と思いつつ入れてみたのですが、こいつがとんだ厄介者でした。私が2日間にわたって受けた「被害」について述べておきます。「この人柱が、アホか」と嗤うがいいです(自棄)。

(1) システムフォントがデフォルトに戻る

 せっかく「Meiryo UI も大っきらい!」(『Tatsu's life on the Web』サイトの『Tatsuミュージアム(Download)』から)で調整していたシステムフォントなのですが、すべてデフォルトの縦長フォント「游ゴシック」に戻ってしまいました。まあこれは、「Meiryo UI も大っきらい!」の最新バージョンをダウンロードして設定し直せたからいいのですが……。

(2) gdipp サービスが動いているとエクスプローラーがコケて画面が真っ黒に!

 Mac より見た目がどうしても劣る Windows。見た目を大幅に改善させるパッチ的なフリーソフトMacTypegdipp の二種類があるのですが、MacType はパッチを当てた上にiniファイルの変更も必要と動作させるまでの設定が難しく、さらに Google Chrome では設定の一部が反映されないとかで断念。で、gdipp を使っていたのですが、これがバージョン1607と相性が最悪だったようで、私の環境ではエクスプローラーがコケて画面が真っ黒になり、ほとんどの常駐プロセスも含めて立ち上がらない、というとんでもない結果となりました。仕方なく Ctrl + Alt + Delete でセキュリティ オプションを表示させ、タスクマネージャーを起動して(なぜかセキュリティ オプションからのタスクマネージャーだけは表示される)泣く泣く gdipp 関連のサービスを停止(自動スタート指定していたためシャットダウン後の起動で再発、最終的には無効化……涙)してやっとどうにかなりました。結果、残念ながら一部アプリ(特に某巨大掲示板群用のヤツ)で表示がダメダメに。まあ、以前から gdipp を動かしていると某アプリ(具体名をあげると素性がバレる心配があるため出しません)である種の変形文字が正しく表示されないという不具合もあったので、これはやむを得なかったのだ、とあきらめることにします……。

(3) おまけに一部アプリで文字化け発生

 これは (1) でシステムフォントを変更していたせいもあるのかも知れないのですが、Google ChromeOpera (まだ使ってるのかよ、というツッコミはなしで)のメニュー項目やアドレスバーにて文字化けが発生しました。Google Chrome は最新バージョンが来ていた(ただし自動更新はコケ、結局最新インストーラーを手動ダウンロード)ので適用したところ問題解決したのですが、Opera のほうがどうにも治らず、Web 検索して見つけた『SODiCOM - Google Chromeの日本語表示が豆腐化(文字化け)した時の対処法』なるページにあった「プログラム実行時のパラメーターに "--disable-directwrite-for-ui" とオプションをつける」という方法でようやく難を逃れました(ちなみに私のマシンで起きた文字化けは「豆腐化」ではなく「罫線文字などに化ける」というものでした)。少なくとも次のバージョンが来るまではこのままで実行するしかなさげですね……。

 ……ということで、くれぐれも適用は慎重に。ダウンロード中や適用中のエラー(CRITICAL_PROCESS_DIEDなど)、導入後の一部アプリでの不具合も事例報告されていますし、特にインストールのタイミングが選べる Professional とか Ultimate バージョンの方はもう少し安定するまで待つのが吉かと。