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計算上、2議席ではすまないんですが。

asahi.com(朝日新聞社 ):民主と「みんな」の比例議席 、他党へ 4議席「譲渡」 - 政治


 比例近畿ブロックは、民主党「2議席」と、みんなの党「1議席」とが他党に“譲渡”された、という報道がされているのですが、どう計算しても合いません。民主党473万票あまりに対して、自民党259万票あまりで、単純に比率計算しても自民党の得票数は民主党の得票数の約55%しかありません。それで11対9、というのはあまりにも不自然です。しかもドント方式なのですから、得票数が多ければ多いほど、単純比率より多く議席が得られるはずです。
 そこで右の表をご覧いただきたいのですが、民主党は小選挙区との重複立候補者44人のうち41人が小選挙区で当選したため、名簿に残ったのは重複立候補者3名(全員が「有効総得票数の10分の1」の最低基準をクリア)と、単独立候補者8名の計11名で全員当選。民主党の獲得票数は11で割っても43万ポイントあります。ところが、自民党でこのポイントを上回っているのは6人だけ。公明党は3人、共産党は2人しかいません。実際にはそれぞれ9人、5人、3人が当選しているので、みんなの党で当選無効となった「1議席」*1と合わせると、なんと6議席が“譲渡”議席、という計算になります。すなわち、民主党から“譲渡”された議席は、「当選者の最低獲得ポイント数から見ると」なんと「5議席」もあることになるのです。



 [この項追記]実際に“譲渡”されたのが「2議席」、というのは、民主党の14人目のポイント338,101を上回った自民・公明・共産各1の計3議席分が、「通常の」当選議席数として割り振られているからなのですが、それではまだおかしい気がします。しかし、結果として民主党の16人目のポイント以下のポイント獲得者が当選してしまっていることには変わりありません。


 民主党比例近畿ブロックに、あと52名の単独立候補者がいたら、「連立」予定政党の議席だけで3分の2の320議席を上回ってしまうに達してしまうところでした。よかったのか悪かったのか、は皆さんのご判断にお任せしますが……。

*1:名簿に登載されていたのは重複立候補者1人だけで、しかもその1人の小選挙区での得票数が「有効総得票数の10分の1」の最低基準をクリアできなかったため。ちなみにみんなの党は、比例東海ブロックでも同じ理由で1議席が当選無効となった。