「男性優位社会は生きにくい」と思った男性が目指すべき道。
「追いつめられても助け合わない 今の女たちへ 社会学者 上野千鶴子さん - ポスト逆転の時代 - 働く女性研究所[ジョブラボ:朝日新聞社]」 には、たくさんの反響が寄せられています(私もブックマークしたひとり)。私のブックマークコメントは「自己責任論」に反応したものでしたが、その後こんなコメント
@shirayuki1030: 「今の女たちが追い詰められても助け合わないのは、ネオリベラリズムの「自己決定・自己責任」の原理を真に受け、身体化した若い女性が増えた結果」という分析と共に出しだされる、「先達がしてきたように女同士で助け合い、声をあげろ」という提言は私には絶望へのご招待にしか聞こえないんだな。
@shirayuki1030: その「提言」がいかに正しいかは置いておく。私が不安に思うのは、その提言すら「自己責任」への道じゃないのか?ということ。「つらいよね。しんどいよね。でも助け合ってないじゃないの。まだまだ努力が足りないじゃないの。今はずいぶん動きやすくなってるはずよ。先輩女性が頑張ってきたのに」
@shirayuki1030: 上野さんは「女同士で」助け合えと言ってしまってる。それは彼女の経験が語らせる「男はあてにならん」かもしれないけど、それは人類の約半数を「助け合い」から外してしまうことになり、「これは女(だけ)の問題である」というメッセージを暗に発することにもなる。 @wagonthe3rd
がTwitterでまわってきましたので、私の意見を私自身のものも含めていくつかのツイートを引用しつつ記しておきます。
そもそも、「男性優位社会」(「男尊女卑社会」でもいいのですが、少し抑えた書き方にしてあります)では、男性はどんな主張をしてくるのでしょうか?
一週間ほど前、治部れんげさんとみやもとかずよしさんの会話に私が勝手に突っ込んでます。
@rengejibu: @knockout_ TLの流れと無関係な話題で失礼します。「男性差別」という言葉でもって、女性差別を肯定したい人たちが、必ず「主夫になる権利」を持ち出すことに違和感を覚えています。私も4年前にそういう趣旨の記事を書きましたが、URL 続きます
2011-09-09 11:12:46 via web to @knockout_
↓
@knockout_: @rengejibu それは、「男性も差別されているから女性への差別もあったって問題じゃない、だって実際に男性は育児の権利が侵害されているじゃないか」という主張があるってことでしょうか?
2011-09-09 16:14:08 via web to @rengejibu
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@rengejibu: @knockout_ ご指摘により気づいたのですが、「彼ら」は自分たちが「育児をする権利」という主張はあまり、しません・・・。要するに、家事や育児をすることを自分の問題として捉えてないんだろうな、やっぱり・・・。
2011-09-09 16:18:55 via web to @knockout_
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(私のツッコミ)
@rengejibu @knockout_横はいりごめんなさい。自分の問題として捉えていない、というのはその通りかと。男性主導の社会がそのような状態を生み出したことを棚上げして「女性ができることは男性も当然同じようにできないといけない」と主張される方々は、男の風上にも置けません。
2011-09-09 16:39:34 via HootSuite to @rengejibu
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@rengejibu: @ressii_papa 「男性主導の社会がそのような状態を生み出したこと」>そうなんです。結局、女性差別も男性差別も根っこは同じだと思うんですね。「男性にも主夫になる権利を」と本気で言うなら、 @knockout_ さんの働きぶりを見て、自分にできるか真剣に考えてみろと。
2011-09-09 17:16:38 via web to @ressii_papa
さて、このやりとりを前提として、上の三つのツイートを見てみましょう。正直、私も「女だけがこの事象についての責任を負わなければならないのか」とおっしゃりたい気持ちはものすごくよくわかる。でも、私から見ると、こういうふうにしか思えないんですね。25年間にわたる「男女雇用機会均等」に関わる状況の後退は、結局「男性優位社会」が生み出してきたものでしかない、という現状認識さえできていれば。
上野さんの発言内容についてですが、私から見ると、人類の約半数(=男性)から「助け合い」に参加する意志が未だに見られないので、女性たちで手を結んでいくしかない、という「いつまで経っても変わらない、絶望的な現状」を憂えているんだと思います。
そこで、思わず出てきた意見がこれ↓*1。
男性優位社会によって、男性自身も生きにくい世の中になっていることに気づいている人は少なくないと思うのだが、それを「逆差別だ!」と呆けている状況を脱して、「女性と一緒に、男性も女性も住みやすい社会を目指す」方向に舵を切れるようになるのは、いったいいつのことなのだろうか。
こういう考え方が男性から生まれない状況を、気づいている人がきちんと指摘して、方向性を変えてあげる必要があると強く思うのですが、以前mixiの某コミュ(いまはすっかりROM状態)で「女性専用車両」の話に突っ込んだときは全然ダメだったんですよね……。
そこで、Twitter風に……
【緩募】「逆差別だ!」と叫ぶ「ダメンズリブ」な人たちを方向転換させるための方法。
……私のつたない頭脳では、思いつかないので。「投げっぱなし」でごめんなさい。
*1:この発言にほんとうに多数のリツイートとお気に入り評価をいただいてしまい、私、怖くて震えております。
二日連続飲み。
私としては大変珍しいことなのですが……合わせて3000Yenしか出費していない(本当は5000Yen近くだったようですが)のが信じられません。
……外食産業で働く人の賃金は、どれだけ低いのだろうか。
もうごちゃごちゃになっているTwitter使用の現状。
3つのTwitterアカウントを使い分けて、「ネット多重人格者」として各方面にギリギリ申し訳が立つようにやっているわけですが、いよいよごっちゃになっている度が半端なくなってきています。そんな私には、Twitterでこんなことをする必要が。そして、それらの機能を実現しているTwitter Clientは少ないわけで……。
- あるアカウントのタイムラインに来たツイートを、別のアカウントを使って公式リツイートする: Seesmic Desktop 2(公式リツイートするときにどのアカウントでリツイートするかを選べます)
- Reply扱いで非公式リツイートする:HootSuite(Replyボタンを押したあと、無理矢理非公式リツイート的に仕上げると、「Reply to 〜」のチェーンをつけたままツイートしてくれます)
- 日本語キーワード(それも複数)でのツイート内容を追跡し一括管理:TweetWenty(もともと検索機能中心で設計されたクライアント、ツイートが非公開でない特定アカウントの発言を、フォローせずリストも作らずに追いかけることもできます)
このほかに必要な機能:ツイートのURLを右クリックから取得する(なぜかSeesmic Desktop 2やTweetWentyからはできない)……うーん、ひとつのクライアントで全部できるようにならないですかねえ……(ボソッ)
かくして今日も複数Twitterクライアント(HootSuiteはGoogle Chromeのひとつのタブにて「Fix Hootsuite」拡張とともに稼働)が立ち上がっている私なのでした。
#上には出せませんでしたが、Janetterさん、窓の杜大賞金賞おめでとうございます! Janetterもいい線行っていると思います。今後の発展が楽しみです。
20:10追記――1.0.1.0の「プロフィール画面にリツイート関連追加」、これ、いいです! 自分のリツイートされたツイートが、何人からリツイートされたかも含めて一覧でわかる……ここまでは公式Webでもできないので、助かります!
クリスマスに風邪っぴき。
鼻が止まらなくてのっぴきならない状況に陥っているtakayanでございます。出勤はせず、仕事用PCで家から最低限必要な仕事をしつつ、こうやって(以下略